生態系サービス論

AS TAUGHT IN 開講

2022年度・春夏期・大阪大学人間科学研究科

COURSE TITLE 科目名

コンフリクトと共生Ⅱ

INSTRUCTOR 担当教員

太田貴大

Course Description 講義概要

本講義は、自然環境共生において重要なテーマである生態系サービスについて学習する。自然環境に関わる目標として国際的にも国内的にも自然共生社会の実現が掲げられている。自然共生社会を考えるうえで、人間が自然環境からえている財やサービスである、生態系サービスを考えることは極めて重要です。生態系サービスという言葉は新しい言葉であるものの、様々な学問分野で生態系サービスを対象に研究が行われてきた。それぞれの知見に基づいて、社会や政策の中で、どのように生態系サービスを扱うかというテーマが課題となる。15回の講義をとおして、生態系サービスの評価方法や分析、政策応用までを幅広く扱う。

Learning Goals 到達目標

  • 生態系サービスの定義や分類について説明できる
  • 生態系サービスの評価方法について説明できる
  • 生態系サービスに関する政策について説明できる
  • 生態系サービスの供給者および受益者の立場に立って政策改善の提案ができる

Course Schedule 授業計画

全15回の構成は大きく4つにわけられる

1~3回において、生態系サービスを学習するための基礎となる生態学の知識や、生態系サービスの定義や分類を学習する。

4~8回において、生態系サービス論の学問分野における、主な研究テーマについて説明する。これは、生態系サービスの経済価値評価、生態系サービスの地図化などである。

9~11回目において、生態系サービスに関する法政策について概説する。特に、生態系サービスへの支払政策や、国際的な条約における生態系サービスの扱いなどを説明する。

12~15回において、教員が作成したシリアスボードゲームである、「The Forest-est」をプレイし、森林生態系サービスを主流化したり、意識づけすることの課題を確認し、政策改善のための議論を行う。

References 参考文献

講義で参照する書籍一覧

宮下直・千葉聡・井鷺裕司(2012)『生物多様性と生態学―遺伝子・種・生態系』朝倉書店

日本水産学会監修:小路淳・山下洋・堀正和編集(2011)『浅海域の生態系サービス―海の恵みと持続的利用』恒星社厚生閣

農村計画学会監修:橋本禅・齊藤修著(2014)『農村計画と生態系サービス』農林統計出版

柴田晋吾(2019)『環境にお金を払う仕組み‐PES(生態系サービスへの支払い)が分かる本‐』大学教育出版