about the lab

研究室紹介

大阪大学大学院人間科学研究科共生学系・環境共生学研究室(元コンフリクトと共生分野)

コンフリクトから環境共生を模索

ヒトと環境のコンフリクト(気候変動、食中毒、感染症、鳥獣害、生物多様性の減少など)を医療人類学や生態系サービス論、動物行動学に基づいて考察し、その先にある共生を検討します。

私たちは、ヒトと環境のコンフリクト(気候変動、食中毒、感染症、鳥獣害など)とその先にある共生を、社会生態システムや民族誌などの多面的な視点から研究します。現在の人間社会は、環境との絶え間ない緊張関係のうえに成り立っています。近年、人間社会と環境の持続性にとって重要な学術的知見が蓄積してきたことにより、環境共生に対する人々の関心がますます高まっています。

本分野では、人工物や科学技術と社会との間に生じるコンフリクトを問いつつ、循環型社会に向けた草の根の取り組みを対象とした現地調査にもとづいて、ヒトと環境との新たな共生関係を創出することを目指しています。

環境共生を促進するための科学・社会経済・芸術的な要因はどのようなものか。自然が豊かであることは、文化の多様性や社会の持続可能性にどのように寄与するのか。環境破壊が懸念される中で草の根運動と科学技術はどのように関わり合うのか。

これらの問いを追究するため、環境科学、環境農学、医療人類学、保全生態学、科学技術社会論、および生態系サービス論の手法を用いて、国内外の共同研究者と交流しながら、多様で独創性のある環境共生学の若手研究者を育てています。

教員

モハーチ ゲルゲイ (教授)

Gergely MOHÁCSI, PhD

  • 西日本や北ベトナムにおける創薬の研究
  • 薬草園、患者団体など創薬の現場での調査
  • 人類学、科学技術社会論、医療人類学

https://researchmap.jp/mohacska

太田貴大(准教授)

Takahiro OTA, PhD

  • 養蜂や狩猟に注目した自然共生社会実現のための研究
  • インドネシア・カンボジアにおける自然と人との関係の調査
  • 生態系サービス論、環境政策論

https://researchmap.jp/picusawokera

佐伯いく代 (准教授)

Ikuyo SAEKI, PhD

  • 保全生態学、人と自然の共生学
  • 生物多様性の保全と持続可能な社会の形成  
  • 人と自然とのつながり、生物と文化の多様性

https://researchmap.jp/read0112289

山田一憲 (兼任・講師)

Kazunori YAMADA, PhD

  • 岡山県や淡路島の野生ニホンザル集団の研究
  • 比較行動学、霊長類学、心理学

https://researchmap.jp/read0156462

研究テーマ

  主な研究課題

  • 地域社会における動植物と人間のコンフリクトと共生(例:養蜂、薬草、狩猟、園芸)
  • 生態系サービスや関連の仕組み・政策の評価分析(例:環境税制、価値評価)
  • 気候変動と健康推進に関わる草の根運動の研究(例:パーマカルチャー運動)
  • 実践に基づく自然共生社会のデザイン(例:都市公園や緑化、持続的な農林業)

  修論・卒論研究

  • 「 パーマカルチャー実践における草の根からの環境共生」
  • 「人工知能搭載ロボットLOVOTと人間の関係の人類学的考察」
  • 「日本野鳥の会探鳥会における自然体験の考察」